今週の皮膚の状態。額は治療開始からほぼ変わらず。その他は改善傾向。認知療法でメンタルは改善するのか?

更新しようと思ってたらもうかなり時間が経ってしまった。

また仕事が1個増えて、今抱えている仕事は4個になってしまってかなりアップアップ。

すべてを同時に処理するのは無理なので、少しずつやっていますがそれでも追いつくかわかりません。

さて、今週の皮膚の状態ですが、額は相変わらず悪いです。

それ以外はほぼ、痒みがないレベルになってきました。

背中と腰が少しかゆいですが、それ以外はほぼ問題ないレベルと言えるでしょう。

以下、画像が来ますが、回復しているとはいえ皮膚の状態を見たくない人はブラウザバック推奨です。

今週の皮膚の状態画像

 画像:左手甲

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かなり良い状態です。親指の付け根が少しだけぶつぶつが残っています。

 

画像:左手のひら

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ほぼ問題ないでしょう。

痒みが出てくることも、少しだけありますがそれ以外は気にならないレベルです。

 

画像:左腕の腹

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画像ではあまり写ってないですが、肘に近づくほどボツボツが増えています。

しかしながら、以前よりは良い状態を保っていると言えるでしょう。

 

画像:右手の甲

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親指の付け根が悪いですが、それ以外はおおむね良好です。

 

画像:脚の内側、かかと

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以前はかかとの少し横腹が酷かったですが、今は全く問題ありません。

 

画像:左足

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親指の付け根が痒いです。毛が接触性の皮膚炎を起こしている気がします。

切れば改善するかもしれません。

 

画像:額

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額は治療してからもう4ヶ月近いですが、ずっとこの状態です。

ステロイドレベルを一段階上げてますが、あまり効果はないようです。

これ以上あげても良いのか、ちょっとわかりません。

次回相談してみようと思います。

 

全体的にかなり良くなっていますね。

最近は部屋にこもってクーラーつけて非常に快適に過ごしていますので、そんなに悪化していないのかもしれません。

外にガンガン出るようになるとまた悪化してくる可能性もあります。

 

使用している製品・薬について

現在使用している薬は変わらずですが、書いておきます。

外用薬

  • デルモゾール軟膏0.12%(リンデロン-V軟膏0.12%) 1日2回 髪際部 計5g
  • パルデス軟膏0.05%(キンダベート軟膏0.05%) 計5g
  • ハスレン軟膏0.033%(アズノール軟膏0.033%) 計5g 1日2回 顔 パルデスと混合
  • プロメタゾン軟膏 0.1%(メサデルム軟膏0.1%) 計150g
  • ビーソフテン油性クリーム0.3%(ヒルドイドソフト軟膏0.3%) 計150g 1日2回体 プロメタゾンと混合

内服薬

実際のところですが、外用薬は現在2~3日に1回しかつけていません。

理由は、科学的な理由でなく自分の怠慢です。笑

シャワーを浴びるタイミングでつけたりつけなかったりします。

外出するときにべたべたしているのが耐え難い時に薬はつけないですね。

特に最近は蒸し暑く、汗と混じってベタベタになります。

それが耐え難い日などは、特に何もつけずに外出することもあります。

どうせ保湿剤つけてなくても、汗で自動的に保湿されるので良いか、なんて思っています。

市販のアルコールを含んだ濡れティッシュは反ってアトピーが悪化するので、あまり過剰に汗をふき取らないようにしています。

それから、シャンプーを最近は一切使っていません

以前はふるふるシャンプーを使っていましたが、自分にはあまり効果がないようでした。

それに、使っていない時のほうが皮膚の状態が良くなりやすい気がしています。

シャワー上がりに皮膚の乾燥がそこまで酷くならないせいだと思われます。

内服薬について

アレロック5mgは朝晩必ず飲んでいます。

飲み始めの時は眠気が酷く、ほとんど寝たきりの状態になってしまったこともあります。

 

 

atopic-dermat.hatenablog.jp

 

眠気は最近は全く感じません。

飲み慣れというのがあるのかもしれません。

なぜ副作用で眠気が発生するのかについては、アレロックの作用機序を見てみないとなんとも言えません。

今紹介している論文が終わったらその辺のことも調べてみたいと思っています。

 

 

メンタル面はちょっと悪化。たまに胸の痛みが出てくることも。

実は仕事が1個増えて、そのプレッシャーから胸の痛みが出るようになってきてしまいました。

その仕事というのは家庭教師なのですが、今までにない時給で、生徒さんのレベルもハイレベルなためにちょっと経験がなくかなり不安を感じています。

なんと、時給は相場の倍です。

今まで家庭教師の経験は4年、塾講師は3年近くありますから、教えることに対する経験は結構あるつもりです。

しかし、これだけ仕事を抱えていて、うつ病上がりで、さらに時給が平均の倍、生徒のレベルも今までの経験の中でもっとも高いとなれば否が応でも緊張感は高まります。

これをきっかけにして、頭の中でネガティブな内容が増幅されていきます。

そして、抑えていたと思っていた胸の痛みがついに出始めました

エビリファイは飲み続けていますが、飲みなれてしまったのか胸の痛みに対しては劇的に効かなくなっているようです。

かといって、レキソタンを飲むレベルの痛みではないため、痛みが引くのを待つしかない状況です。

この痛み、教えるのが慣れて自分でも問題なく教えられているという確信が持てるようになればなくなっていくと思われます。

ですが、その確信を得る前に自分の認知のねじれを修正する必要があります。でなければその感情をずっと引きずり続けるでしょう。

認知療法

Feeling Goodの本に、Triple Column Techniqueというのがあります。

 

Feeling Good: The New Mood Therapy

Feeling Good: The New Mood Therapy

 

 

一番左側の欄にautomatic thoughts(自動思考)、congnitive distortion(思考のねじれ)、それに対してrational response(理性的な反応)を書きます。

僕が書いてみた例をあげてみます。

8/2 家庭教師を教える前の認知のズレ

Automatic Thoughts Congnitive Distortion Rational Response
家庭教師できちんと教えられるのかかなり心配だ。 All or nothing thinking, Jumping to conclusions(The fortune teller error),Emotional reasonning 今までさまざまな生徒を見てきた。経験は豊富だし、最初に不安を覚えるのはある意味正常だ。ただ、久しぶりに家庭教師をやるのは事実で、完璧とはいえないかもしれないが完璧な人間などいない。完璧を自分の中に求めるのはやめよう
時給が相場の倍の仕事は経験がない。不安。  Jumping to conclusions(The fortune teller error),Emotional reasonning なぜ最初から失敗する前提を考えるのだろうか。そんなのはやってみないとわからないし、どちらかというと長い経験があるから、その中で大きく失敗したことはほとんどない。いつもどおりやればよいのは?
自分が卒業した高校よりはるかにレベルの高い高校の生徒だ。だから自分より頭が良いだろう。教えられるのか不安 Jumping to conclusions(The fortune teller error) 相手はまだ高校1年生だ。自頭が非常に良いとは思うが、さすがに自分の方がレベルは高いだろう。別にそこで自分を卑下することはない。マインドリーディングと、失敗するという預言の誤りが当てはまる。
学校の試験対策で教科書の内容なら自分でやったらどうだ?教える意味ある? All or nothing thinking 教科書の内容は基礎だ。生徒さんが基礎を学びたがっているのなら、基礎を教えれば良い。自分が教えたい内容と少し違う可能性もあるが、それは相談次第でいくらでも変更ができるだろう。完全に自分が教えたい内容じゃないからといって教える価値がないということにはならない。教科書を一緒にやってくれる先生を探している生徒もいるだろう。
そこまで行くのが大変、面倒くさい Emotional reasonning 最初に感情による理由付けがおこなれてしまっている。通っている時間の間に、さまざまなことができる。電車の中は貴重な勉強時間だ。それに今、お金を稼いでいないのが当たり前になっているが、本来は稼げるなら稼いだほうが良いのだ。そのために行くなら大歓迎だ。

やはり、all or nothing、jumping to conclusionが大きい気がします。

とにかく悪いほうに、結論を持っていく癖があります。

最悪の事態を想定することは良いことだと自分は思いますが、あまり考えすぎると何もできなくなるし、胸の痛みや緊張につながってパフォーマンスが落ちてしまいます。

今日は授業日だったのですが、家庭教師会社の担当者から電話が来ました。

電話の内容は、授業時間を変更したいという内容でした。

てっきり、1回目で評判が悪く自分はもうその生徒宅に行かなくてよいですといわれるのかと思ってました。

そして、今日生徒宅に伺ったところ、自己都合で30分で仕事を切り上げてくれといわれてしまいました。

理由は自己都合で忙しいだからだそうですが、相場の倍払ってくれてるのにそんなことをしてもいいのか?自分には理解できません。

自分に理解できないことは、やはり悪いことを想定してしまいます。

自分の能力がいたらなかったから、こんな仕打ちを受けるのか?など。

それもTriple Column Techniqueで書いてみました。

8/10 授業を30分で止めてくれといわれたとき思ったこと

Automatic Thoughts Congnitive Distortion Rational Response
家庭教師会社側担当者から電話が来たときに、もう解雇されたのだと思って電話を取る前に絶望した Jumping to conclusions(The fortune teller error) いつも悪いことを想定するmind readingと悪いことが起こるという予言をしてしまっている。悪い癖だ。実際、聞いてみたら時間を変更するというだけの内容だった。
今日は忙しいから30分で仕事を切り上げてくれと言われた。自分は必要ないと思われている?もう仕事を担当させてもらえないかもしれない Jumping to conclusions(The fortune teller error)、labeling and mislabeling, personalization 本当に忙しかった可能性もある。向こうの都合で切り上げた仕事なので、自分は悪くないだろう。自分が必要ないと思われているというのは全くの誤りだ。必要だから仕事に呼ばれている。今日は都合が悪いから授業日を変更しなかった理由はわからないが、そこをmind readingしても自分には永久にわからない。それをpersonalizationして自分のせいだと思うのは止めよう。そんなことを考えても全く意味がない。

こうしてみると、自分が不要である(自信がない)というlabelingがベースになっている気がします。

この自動思考を根底から変えるのはなかなか大変そうです。。

が、とにかくこのことを書き留めることに成功したのは良かったです。

自動思考というのはいつもその場で書き留めないと逃げていってしまいます。

だから、認知療法というのは大変なのです。

その場で書き留めるチャンスがないとなかなか修正できません。

帰りの電車で覚えている限りのことを書き留めておきました。

いつも人生なんて苦しいことばかりだと思っているのはこういうのが根底にあるからだと思います。

間違った励まし方

よく、励ますのに「自信を持っていい」とか、「お前ならできる」という励まし方があります。

言っている側からすると、何も傷つける意図はないと思いますが、聞いている側はそうでないないのです。

そういうpushyな励ましは、完全に逆効果です

もともと、automatic thinking(自動思考)で自分はこの世で全く必要とされていないという根強い考えがあり、これを変えるのは無理(自分の中では真実)だと思っています。

これは自動思考のために、自分が意識していなくてもこの自動思考が結果として出てきます。

よって、「自信を持ってよい」という根拠のない励ましは、どういう結果を導くのかというと、自信を持てない自分はやはり世の中から必要とされていないというアウトプットになります。

自分でも文章で書いててびっくりしていますが、瞬間的にこのようなアウトプット結果が生成されます。

そして、その言葉を受け取った本人はそれがさも真実であると考えます。

お前ならできる、優秀なんだから」というのもそうです。

自分に自信がなく、この世で必要とされていない自分にはそもそもできない。

できない自分が情けない。だから自分はこの世で不要なんだ。

という風に考えます。これは自動思考なので、本人はおかしいと思っていません。

「~すべき、しなきゃいけない」というshould statementも同様の効果をもたらします。

~すべきことが自分にはできない。だから自分は不要だし、誰からも必要とされていない。だから自信がない。

という風になります。

このように考えてしまうようになるのは、環境因子が2に対して遺伝因子が1だとThe feeling goodには書いてあったと記憶(?)しています。

間違ってたらすいません。

だから、その育った環境によってはどんなにポジティブに生まれついても、ネガティブ思考に陥る可能性は十分にありえるのです。

脳科学的には、もともと生物の防衛思考としてこのネガティブ思考が強化されるようにできていますので、必要な思考方法であることは間違いありません。

ただ、それは程度の問題です。

極度のネガティブ思考は鬱、究極的には自殺を意味します。

そのような状況に陥っている人には、こういう認知の捩れがあることを理解しておきましょう。

そして、その認知の捩れはなかなか修正できないし、自動思考であるから自動的に出てきてしまうということも理解しておく必要があります。

その上で、pushyな表現は避けて、「~したほうがよい」というhad betterな表現に変えたほうが良いでしょう。

should statementはお互いに苦しくなるだけです。

それは、自分が鬱に陥ってからよくわかりました。

自分の認知のネジれは結構酷いと思いますが、割と治りも早かったので重篤なレベルではなかったようです。

今後、また苦しいことを感じたらこの認知療法を使って生きたいと思います。

 

ではでは。